大学で情報環境の管理をしている者のブログ

大学の情報環境(主にパソコン、情報機器)の管理者。備忘録と情報共有のため開設。簡潔に。

「次のOSはTeamsになる」。Temsは教育現場で課題の作成から、配布、集計など全行程で利用でき、Skypeが埋め込まれているのでチャットやビデオ会議を使った学習も可能になるアプリケーション

Office365のMS Teams(以下Teams)は教育現場で、授業・学習活動において課題の作成から、配布、集計など全行程で利用でき、Skypeが埋め込まれているので、チャットやビデオ会議を使った学習も可能になるアプリケーションです。

乱暴に言えば、LINEとZoomとmanabaとOneDriveが一緒になったアプリサービスと考えてください。もちろんクラウドです。大学教育の現場では「出席管理」というのは教職員、学生ともに誰もが興味がありますがTeamsでは可能です。

Teamsは、マイクロソフト社現CEOサティア・ナデラが『次のOSはTeamsになる』と言う程マイクロソフトが全社的に推している強力なソリューションです。具体的には教員は簡単に教材の配布や回収、採点をブラウザ上で実施でき、集計結果もCSV形式でダウンロードができます。

その魅力を箇条書きにします。

1.数名の登録なら管理者(所有者という)が登録できるが、大勢履修している授業なら、コードを発行して、学生が即時PC、スマホでそのコードを入力することで即登録ができます。もちろん授業後そのコードを更新することにより履修を打ち切る事もできます。
2.課題の提出後の提出状況はForms同様CSVでダウンロードできます。ただしUTF-8なのでそのままだと文字化けするので注意が必要です。
3.課題の提出もFormsと同じように期日指定など柔軟に利用できます。
4.そもそもFormsを組み込んでクイズ形式の課題として提出することもできます。選択式はForms、自由記述はワードて、という課題も可能です。
5.ブラウザなどの条件によってTeamsの機能が分かれます。もっとも高機能なのがWindowsMacなどの専用アプリのTeams、テレビ会議の画面共有もできます。次がブラウザEdge。動画会議が利用できます。それ以外のChromeIEだと音声会議とチャットのみになります。もちろんスマホ専用アプリでも利用できますが、amazonKindleではブラウザからでも一切利用できませんでした。
6.教員は学生に与えたデータや、学生ごとの提出物をOneDriveでもアクセスすることができます。
7.Teamsに関してはチャット機能としての利用方法については情報が散見されますが、教材管理に関してはほとんど情報がありませんね。(2019/08/15現在)
8.ライバルのSlackは他のアプリケーションとの組み合わせがウリですが、Teamsもワード、エクセル、パサーポイントやwiki、あるいはPower BIなどマイクロソフト商品で組み合わせができるのがメリットです。
9.自分のPCにOfficeがない学生でもオンライン版でなんとかなります。これは地味に便利です。
10.やはり法人に強いマイクロソフト。じわりとSlackのシェアを奪っています。

以上かな?また追加項目があれば書きます。